マンガ雑多

面白かったマンガ感想を徒然と書いています

もう少しライトなファンであったなら

るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚・北海道編ー 1【電子書籍】[ 和月伸宏 ]

価格:502円
(2021/4/29 11:19時点)

剣心の映画!とうとう最終章ですね!

古参ファンを自負しております。

 

北海道編も連載されていますね。

また剣心達を見れて嬉しいです。

 

今日はそんな実写映画のお話。

私は見ない。実写映画のお話。

 

 

 

 実写映画、皆様は見られましたか?

私は現在公開されているもの以外は見ております!

「見ない」言うてて見てるんかい!ですけど。

見たからこそ「もう見たくない」となった、複雑なヲタク心を綴りたいと思います。

 

るろ剣の映画のヒット自体は嬉しいので、ファン達が何度も見に行ってくれるのはめちゃくちゃ応援してます!

ヒット嬉しいし、作品評価が上がるのも嬉しいし!

嬉しいことしかないのに、それでも私は「もう見ない」。

 

私の変なヲタク心があるせいだし、監督にも演者にも悪い事は何もないのに。

それでも私が1番好きな作品で、それで世の中で「ヒット」を記録した映画であるのに、もう見たくない。

悲しいヲタクの気持ちをどうか誰か分かって欲しい。

 

それだけ書いていて一体何が不満なんだというと、比古清十郎の配役が不満だった。

演技力に不満はなかった、けれど不満だった。

何をどう言われても、この配役だけで私はもう実写版るろうに剣心を見ることが出来ないのだ。

 

ところで、比古清十郎がどのような人物か知っていますか?

るろうに剣心」という作品の主人公「緋村剣心」の剣術の師匠にあたります。

ここで綴っておきたい師匠のプロフィール「身長189cm、体重87kg。

剣心が使ってる飛天御剣流の十三代目になります。

筋肉隆々で作中「最強」と名高い彼。CICIO様にもきっと余裕で勝つんでしょうね。

けれど倒しには行ってくれない師匠。飛天御剣流はどこにも属さない自由な流派なのです。

平和な「明治」を脅かすCICIO様かもしれませんが、もしかしたら「明治」に抑圧された弱者の革命かもしれない。師匠は、ってこのことを話だすとそれだけでも止まらないので割愛。

 

と、まぁ師匠は筋肉隆々のマッチョマンです。

 

ここで大事なのは「マッチョ」ではなく、剣心との比較です。

 

2人が扱う飛天御剣流という流派は一対多数の斬り合いを得意とする実戦本位の剣術です。人を殺すための神速の殺人剣になります。

ただ、その超人じみた剣技は使用者の体に大きな負担を掛けるため、比古のような恵まれた体躯と鍛え抜かれた筋肉があって初めて使いこなせるとされており、剣心のようにどちらも持ち合わせていない者は技を使うごとに体に損傷が蓄積されていき、やがて飛天御剣流の剣を振るうことが出来なくなってしまう。

飛天御剣流 (ひてんみつるぎりゅう)とは【ピクシブ百科事典】

 

剣心は、最終的に飛天御剣流の技を何も使えなくなります。

それでも彼は剣を奮っていくと誓うのです。何が大事で、何をしたいか。目に見える範囲かもしれないけど、誰かが困っている限りは戦っていくのです。

それこそ、アニメOVAではボロボロの体になってもずっと戦っているんですよ。

もういいよって思うけど、それが幕末で数多の人の命を奪ったのだから、と。

彼は戦いの人生を選んでいくのですよ。

 

福山ver比古が生きてるなら剣心だってボロボロにならないくない!?!?!?!?

 

マンガ剣心で比べると、明らかな差

師匠「身長189cm、体重87kg

剣心「身長158cm、体重48kg

 

ですよ。

どれだけ剣心が天才か分かりますね!!!

 

剣心がもう技は使えなくなっていくっていうけど「え?福山ver師匠使えてるのに??」って思っちゃわない?????

 

それでも福山さんの演技はとても素晴らしかったので、見た目だけどうかデッカクなってて欲しかった・・・

 

だけなら「惜しいなぁ」程度なんですけどね。

 

福山さんのキャスティングの理由を監督は語られてますね。

■ キャスティングの理由
脚本執筆時から、この役を演じることのできる人は福山さん以外にはいない、そう感じていました。
その懐の深さと、剣心の前に大きな壁となって立ち塞がる残酷なまでの強さと優しさと。
そして、有無を言わせぬ存在感とー。
以蔵と龍馬を演じた二人が、時空を超えて、新時代の存亡をかけて剣を手に対峙する!
佐藤健福山雅治、両者のぶつかり合いが、いったいどんな熱を、どんな物語を産み出すのか。
その想像を超えた可能性こそが、僕にとってのキャスティングの大きな理由です。

https://response.jp/article/2014/07/28/228727.html

 

事務所の先輩だとか以前共演したとか、「るろうに剣心」には関係のないお話だと1ファンとして思いました。

 

 

話は少し変わりますが、皆さん一度は考えてませんか?

「推し作品が実写化したらxxをxxにやって欲しい!」って話。

るろ剣でも長〜いことそういったお話を出してはファン同士でキャッキャしたものです。

るろ剣は天下の「ジャンプ作品」ですからね。いずれは実写映画は来る!と思っていました。

ただジャンプ作品の中で海外で実写したものを見た時には「こうはならないでくれ・・・」と願ったり、と。まぁ色々キャッキャとしたものです。

 

薫役にぜひ!と思うのはその時々で違っていて、流行りを感じました。

剣心役にもその時のイケメンで優男でって。

そんな思いを馳せる実写映画。

 

瀬田宗次郎役は絶対に神木隆之助くんだから!!

 

ファンの中では暗黙の了解だったよ。ええ。

彼以外にはいないよ。

そんな中で終ぞ決着がつかなかったのは「斎藤一」役です。

どの人もしっくりこない。

もう「斎藤一」はこの世に実在しないんだよ。誰にも演じることなんて出来ないんだよ。と語り合ったものです。

余談ですが、ここにCICIO様は出てません。

実写の話をする時にCICIO様だぜ・・・?誰がしても一緒じゃね??って。

実際に藤原くんに決まった時に「藤原竜也の無駄使いだ!」「だがそこが良い!!」とやんやと賑わったものですね。

しかし映画館で見た時にそこに藤原竜也なんていなかった。

そこには志々雄真実しか存在していなかった。俳優って凄い。まじで志々雄様や・・・と感嘆するしかなかった。

 

で、肝心の比古清十郎ですが、ほぼほぼ阿部 寛さんです。

一択です。

 

宗ちゃんと師匠の実写、確定です。

 

 

では話を戻しましょう。

師匠のキャスト発表まで、だいぶ長い時間がありましたね。

そもそも実写化1作目ではまだ出てませんし。

で、実写化1作目でのキャストの皆々様。

ファン歓喜でした。どれも原作イメージを崩すことなく!

無駄にカツラを使うこともなく!年をごまかすこともなく!

見た目に不自然さもなく!!

さらに京都大火のキャスト発表で宗ちゃんが神木くんですよ!!

監督!分かってるー!!ってなりました!!

嬉しすぎて!嬉しすぎて!

この監督はちゃんと「るろうに剣心」を読んで。「るろうに剣心」の世界を造ってくれるんだ、って。

るろうに剣心」のイメージを壊さずに作ってくれるんだ!って。

もうワクワクして、めっちゃ嬉しくて映画館に行きました。

そして最後のシーン。

え、あれ。あああああ。

 

夢見た配役ではなかった。でもそれはしょうがない。

監督や俳優達の相性はあるし。

これだけファンを納得させてくれた監督が選んだのだから、受入れよう。

演技力もあるし、かっこいいし。

きっと無敵で不敵な師匠になる。そう思っていました。

 

「先輩だからやって欲しい」

龍馬伝でも師弟だった」

龍馬伝で袂を別れたものが報われる」

 

そんなものは知らないよ。リアルな人間関係も他の作品も「るろうに剣心」に必要なの?

そりゃ他の作品で一緒にやった俳優の方が演じやすいよね。

でも誰にでも初見で演じるタイミングはあるよね?るろ剣ではダメだったの?

ねぇどうしてダメだったの?

龍馬伝があったら起用したの?龍馬伝で叶わなかったことなんて、龍馬伝のスピンオフでもイフストーリーでも、そちらで勝手にやっていただきたい。

 

この事情はるろ剣に必要なの?

 

これまで、るろ剣に、ファンに、寄り添ってくれてると思ってたキャスティングは、話は、構成は。

龍馬伝で出来なかったことをするためだったの?

 

そんな思いになってしまった。

 

るろ剣るろ剣であって。龍馬伝とは全く関係ない物語なんだよ。

 

剣心は「剣心」であって、佐藤健くんではない。

どれだけハマり役で、どれだけ魅せてくれたって、「剣心」です。

そして「剣心」の師匠は「十三代目比古清十郎」だけなんです。

 

演じやすい、とか。以前の、とか。

そりゃ、監督にも俳優にも思いはあるでしょうよ。

だけど1番は「るろうに剣心」を尊重して欲しかった。

 

「剣心」は、その体格から飛天御剣流を扱う事は困難だった。

たまたまあった天性の才覚で、技を習得していっただけだよ。

「とっておきをやろう」と言った師匠の、その後激動の時代に身を投げるキッカケを作ったのではという苦悩を。それでも生き抜く方法を与えたかった親心と。「馬鹿弟子」と罵っている言葉に沢山詰められている愛情と。

あとはその身体があれば、と何度思った事か。師匠も、ファンも。

そして技を使えば使うほど、その身体は崩れていくのに、それでも奮う事を止めない剣心の姿に、ファンとしてどれほど奮い立たされた事でしょうか。

 

るろうに剣心」を読めば、師匠との体格差の違いが、どれほど大事な要素かという事は分かるのに。

 

それでも「るろうに剣心」を思ってのキャスティングだったら。「ああ惜しいな」と思えたのに。

 

他の作品の思いなんて乗せないで欲しい。

先輩だからなんだって言うんだよ。

るろ剣」は「るろ剣」のものだろう。

 

「伝説の最後」を見ると、「ああここで、龍馬伝で報われなかった2人を見て嬉しく思う感情も乗せられてしまうのか」と思い。

「この師匠で動いているのに、剣心は先の未来で苦しむなんて」と悲しくなって。

文字に起こせない複雑な感情に支配されてしまう。

これは「るろうに剣心」へ向けたかった感情じゃない。

私の青春を、私のヲタク人生を、捧げてた作品へ向けたい感情じゃない。

 

だからもう見ない。私は、もう見ないのだ。

 

 

あと付け加えるなら、俳優の阿部 寛という存在がこの世になければ、実写キャスティングでここまでこじらせた考えにはならなかったと思う。

 

さらに付け加えると、そこそこるろ剣ファンな父やライトなるろ剣ファンや旦那、佐藤健くんファンな母からのるろ剣映画の感想は「最高だ!」と絶賛しているので(勿論、福山くん師匠の演技も良かった!と絶賛しているので)、私が大概こじらせすぎた重い重いファンゆえの感情なのですよ。

 

 

Sponsords Link