子供を持って良かったな、と言う気持ちをすごく言語化してくれた記事があったので、その記事を読んでの気持ち。
そして第一子を産んだときに読んでた漫画はこちら。
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生まれてきてくれた奇跡を噛み締めながらめっちゃ泣いた。
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子供を持つってメリット・デメリットじゃないんだよ。
旦那に言われた。
命を預かるのだ。メリット・デメリットじゃないよ。うんうん。
そんなことみんな知ってるし分かってる。
それでも「メリット」を聞きたい気持ちがすごく分かった私のお話。
子供が生まれた後だからこそ、件の記事には共感しかないし、よくぞ言語化して下さった！！と拍手と号泣しました。
毎日子供を見て幸せを噛みしめてる。本当に。
生まれてきてくれてありがとうと言う気持ちでいっぱいです。
でもじゃあどうして「メリット」を知りたいのか。
子供を持つ前に自分がこんな感情を持つとは到底思えなかったからだ。
私は家族間への愛情が薄い方だと思うし。実家への気持ちはもう消えかかっているし。
実家からは「もうあなたの戻る場所はないから」とも言われている。
これらは結婚、出産後の事だが。それでも結婚前から、家族への付き合い方が分からなかった。
何かしら嫌いだったし。何かしらイライラしていたし。大嫌いと言うわけではないが、好きでは絶対にない。それが家族へ向ける私の感情だった。
そんな私が何があったのか奇跡的に結婚をすることが出来た。
私なんかと共に人生を歩む決断をする稀有な存在がいたのだ。旦那だ。
そんな私を送り出した家族が私に言ったことは「お前は将来必ず離婚される」と言うものだった。
私も同意だった。
今だからこそこの家族は、と思う気持ちがあるのだが。当時がイライラはするが、概ね正しいのだろうと思っていた。
「お前と一緒にいたい人なんでどこにも存在しない」「お前はみんなに嫌われている」「みんな仕方なくお前と付き合っている」「お前の性格は悪すぎる」
自分自身でも性格は良いと思っていないので、まぁ家族の言い分は正しいのだろうと思っていた。
余談だが、よくよく考えれば私は友達が多いし。結婚式には全員呼べないから、本当に絞って呼び。呼べなかったにも関わらずサプライズでお祝いしてくれたりと。友達に、かなり奇跡的に恵まれている。
性格悪くても友達いるんだね、と言われたものだが。姉には友達がいない。ガチでいない。性格良くても友達いない事ってあるんだね、と。もう少し疑問に思っても良かった。脱線！
そんな自他共に認める性格の悪さである。しかし私は旦那のことが大好きだ。絶対に同じ墓に入ると決めている。
旦那がもう嫌だな離婚したいなでも「離婚の手続きが面倒だな」で踏みとどまらせるにはどうすれば良いだろう。
と、考え行き着いたかのが「子供」だった。
結婚前から子煩悩な旦那。
このメリットデメリットの話をした時に即答で「子供をメリットデメリットで考えたことなんてない」「ただただ可愛い」と呆れていた旦那。
子供がいれば、この人は離婚を踏みとどまるだろうと思い、私は妊娠した。
私は「メリットを感じたから」子供が欲しいと思ったのだ。
そしてメリットを知りたい気持ちへと行く。旦那にどのようにメリットを感じてもらうか。子供は可愛いと言うが、生まれてみなければ分からないだろう。夜泣きも大変と聞く。
「私たちの子どもなら色白美人だよ！」
「私たちの子どもならきっとよく寝るから楽だよ！」
「私たちの子どもならきっと暴れん坊じゃないよ！」
今思うと滑稽な理由をつらつらと上げて、子ども楽しみだねと宣った。
旦那は気にした風もなく「かもね〜」程度の返答だったはずだ。
それもそのはずだ。私がメリットがなければ産めない人間だったが、旦那はただ可愛い、で欲しいと思える人だったからだ。
私は子供を「利用」しようと思ってメリットデメリットが知りたかった。だいぶ親失格だと思う。
親になった今はもっと滑稽だったなと感じる。
子供を持つことへの不安も、デメリットしか提示しない世の中も。そんなもの全て吹き飛ばす旦那と出会えた幸運と。
子供を見ていると自然と「愛おしい」という感情ばかりに溢れる。この子と出会えて良かった。私の動機は不純であったけど、もう生まなかった頃の自分には絶対戻りたくない。
毎日クタクタだし。夕泣きはまだまだやりおるし。
でも本当に、こんな不純な動機で産んだ私なんかでも、子供を持つとデメリットなんて吹っ飛ぶよ、と即答できるようになってしまった。
幸せが笑っている。と本当にそう思う。
仮に旦那と離婚するとしても子供は渡せない。
当初の目的では、旦那と離婚したら不要になるはずだが。もうそんな気持ちは一切ない。
愛おしいと言う感情を惜しみなく注いでくれる大切な我が子たちは、とても偉大だと思う。
メリットを知りたいと言うのは、子供を持つ不安を少しでも解消したいと言う気持ちからかもしれない。
生まれるまで不安だし、生まれてからも不安だし。
こんなに愛おしいと言っているが、出産してすぐにその感情になったわけでもない。
多分、産後の痛みがなくなって、毎日３食きちんと食べれて、毎日８時間睡眠（とは言わなくても途切れない睡眠時間の確保）ができて、ようやく「可愛い」と言う感情が芽生えた。
人間だもの。しんどかったら無理だって。心に余裕がないと可愛いって思う気持ちが入るとこないもん。
元記事から、以下の言葉を抜粋しておきます。
本当に子を持つメリットなんてなにも無いよね。でもね「メリット」なんて言葉におさまるものが、おそろしくちっぽけに思えるほどの圧倒的な幸福があるよ。
https://www.gentosha.jp/article/21483/
言語化をありがとう。本当に心の底からそう思う。
もう一つ余談だが。
うちの旦那。子供を抱っこする前からこの感情を持ち合わせているんだよね。
情が深い家庭だなぁとしみじみ思う。
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